髪質改善

髪質改善って何ですか?!

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髪質改善って何ですか?!


「髪質改善トリートメント出ました♪」

「髪質改善ストレート出ました♪」

美容師さんから良く聞く言葉やメニューになりました。

何度か施術を試してみたけど、効果を感じなかった方も多いのではないでしょうか?


髪質改善とは縮毛矯正でもトリートメントでもありません。

ただの言葉です。各サロンによって施術方法は全く変わってきます。

hair salon schoolが大事にしていることは、
髪質改善=髪を綺麗にしていく事=髪のダメージの根本改善
になります。


一番大切な事は髪のダメージの原因になっている根本を改善しないと、トリートメントをしても縮毛矯正をかけても髪は綺麗にはなりません。

綺麗にしていくために「モノ」ではなく「コト」です。如何に髪に負担を与えずに施術を行なっていく必要があります。

あくまでもトリートメントや縮毛矯正は1つの施術方法になります。

美容師さんの髪や薬剤の知識、培った経験の技術があって髪は綺麗になっていきます。

主な髪のダメージになっていることは、

①熱(普段のコテやアイロン使いすぎ)
②カラーやパーマなどの薬剤からくるダメージ
③シャンプー(普段のシャンプーやり方)
④乾燥や紫外線
⑤生活習慣

以上が髪のダメージの原因になりやすいものになります。

①熱のダメージ
普段アイロンやコテ、ドライヤーの温度は何度で使っていますか?
髪の毛はケラチンタンパク質から成り立っています。個人差もありますが、高熱により熱変性により髪は硬くなり→パサつき→ちりつき→バサバサになります。過度なダメージをしないように低温でしたり、髪を休める必要があります。

②カラーやパーマなどの薬剤からくるダメージ
一般的な美容室で使われるカラー剤は、美容室用の酸化染料剤(ドラックストアにあるのも酸化染料になります)、酸性カラー(ヘアマニキュア)になります。
酸化染料とは脱色剤と色味が混ざっており、脱色剤は黒いメラニン色素を破壊して明るくします。そして色味が中に入って髪が染まります。

メリットは発色が良いのですが、カラーの施術の中では一番負担がかかります。
ドラックストアなどに置いてあるものは、ご自分で簡単に染められる用に薬剤も強くなっています。

何度染めても色が落ちて明るくなるのは、カラー剤に脱色剤が入っているからです。脱色剤が入っているカラー剤で何度も髪を染めると毛先はどんどんダメージが蓄積しています。

パーマや縮毛矯正の場合は、カラーに比べるとパーマの方が施術のやり方によってはハイダメージになります。

髪の毛は4つの結合でできています。

水素結合:髪を濡らすと切れる結合です。乾いているときは髪は弾力がありますが、濡れているとき柔らかくなるのは水素結合が切れているからです。

塩(イオン)結合:髪の毛はPHが4,5〜5,5と言われています。PHが変化するカラーなどで結合が切れて髪に負担がかかります。

ss結合:パーマはこの結合を使って形を変えていきます。1剤で結合を切断し、形をつけて2剤で再結合させます。切断した時に髪の毛の栄養分が流れ出てしまうので、薬剤の使い方次第で髪のダメージは変わります。

パーマや縮毛矯正で傷んだと思う方は、この施術方法を変えないとトリートメントで髪が元に戻ることはありません。

ペプチド結合:髪の最後の体力です。この結合が切れると元には戻りません。ビビり毛やジリジリになった毛はこ状態です。

③シャンプー
髪を綺麗にしていくにはとても重要になります。最近ではアミノ酸が良いや弱酸性が良い、湯シャンが良いなどありますが、一人一人の髪質によって洗い方は変わってきます。髪の毛や頭皮の油分のバランスを考えてシャンプーをしていくことが大事です。

④乾燥や紫外線
働く場所や普段の環境によって変わってきます。エアコンを多く使う病院やデパートなど乾燥しやすい職場や場所に多くいると髪の油分がなくなりパサパサな髪になりやすくなります。

外で多く働く仕事などは紫外線を多く浴びるので、髪は色落ちも早く髪はカリカリに硬くなっていく傾向が多く見られます。

⑤生活習慣
生活習慣で髪が荒れる方は睡眠時間が短い方、22:00〜26:00のゴールデンタイムに就寝できない方、喫煙やジャンクフードの摂取のしすぎは、頭皮が本来持っている油分が分泌しなくなり頭皮バランスが崩れ髪が荒れやすくなります。

髪の毛は無限ではありません。肌の場合は荒れたりしても、ターンオーバするので時間が経てば再生し荒れたところなどは治りますが、髪は一度生えてきた毛は体力に限りがあります。その体力はカラーやパーマ、縮毛矯正で奪われていきます。

髪の体力を考えて髪に負担がかかる施術を少しでも抑え適切な施術をすること、普段から髪のケア方法変える事が綺麗にしていく為に大切になります。