
現在美容業界で扱っているトリートメントとは大きく分けて4種類
1.《塗って置いて流すだけトリートメント》
大手メーカーのものは、その仕組や成分の違いはありますが、ほとんどこれに該当します。
3~5ステップとかで塗って染み込ませてコーティングするトリートメントです。
2.《還元トリートメント》
パーマ液を使って髪を膨潤還元させ、成分を浸透。
縮毛矯正やストレートパーマの手順でドライ、アイロンすることで成分を定着。
二剤処理でしあげます。
3.《酸熱トリートメント》
髪質改善トリートメントと良く呼ばれており、加熱により髪の中に定着しやすく、しかも定着する部分が2つある酸を使います。
基本は、塗って、置いて、流して、ドライ、アイロンで終了。アイロンの熱で形を固定させます。
酸を高濃度で使うため、結果的にpHが2未満などの強酸になるため、皮膚につくと炎症などの懸念もあります。まだまだ新しく出たものなので、使い方を研究してる段階のもの。
4《ヘナトリートメント》
自然派美容室で使われている、天然ハーブトリートメントです。タンニン酸という髪を強化する成分もあり、やればやるほど髪はハリコシが出てきます。
メリットデメリットは?
1.《塗って置いて流すだけトリートメント》
施術した1週間程度は髪がサラサラになりますが、持続しない。
2.《還元トリートメント》
弱いパーマ液(還元剤)を使って施術。健康毛はサラサラになりますが、ダメージ毛には不向き。高難度の技術力が必要。
3.《酸熱トリートメント》
ハイダメージの方に有効。1~2月は持続すると言われています。しかし、カラーは落ちるので同時施術が必要になり、更にパーマのかかりが悪くなると言われてます。
4《ヘナトリートメント》
メリットはコシやハリは出て自然な物なので、優しい成分です。やり続けると髪は暗くなっていきます。葉っぱくさいのと、パーマがかかりにくくなります。
以上が現在美容業界にあるトリートメントです。気をつけてほしいことはトリートメントで髪が治る訳でも、修復する訳ではありません。あくまでも髪の状態をよく見せるものです。
髪がキレイなっていくために一番大事なことはカラーやパーマ、縮毛矯正をするときに、ダメージを抑えながら施術することと自宅でのケア方法です。