ヘアケア

「パーマをかける前に必ず押さえておきたい3つの要素」

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「パーマをかける前に必ず押さえておきたい3つの要素」

【パーマをかける前に必ず押さえておきたい3つの要素】

 

先日、日用品を買いに薬局に行った時、女性二人組がトリートメントコーナーで気になるお話をしていました。

aさん「ねえねえ、この間美容室でパーマかけてもらったんだけど、仕上げてもらった時はいい感じだったのに、自分でやると上手くできないー」

bさん「あーわかる!私もパーマかけてもらったけど、パサパサして扱いづらくなった,,,」

aさん「美容師さんがトリートメントすれば良くなるって言ってたけどさぁ」

bさん「確かに!私もお店でトリートメントしてもらった!」

「その時は良かったんだけど,,,シャンプーするとスタイリングできなくなっちゃった…。」

aさん「やっぱりパーマかけないほうがいいのかなぁ」

「美容室と自分でセットしたのって全然違うよねー」

bさん「ホント全然違うー。上手くできない!まずは良さそうなトリートメント買って家で使って見ようかな…」

 

こんな感じの会話が聞こえてきました。本来パーマは髪を扱いやすくし、しデザインを楽しむものなのですが、パーマをかけて扱いづらくなった方も多いのではないでしょうか?

 

パーマをかける前に、失敗の原因とパーマの種類を知ってる人が得します!

 

 

パーマの失敗はダメージが原因

パーマは一般的に1回目のお薬と2回目のお薬があります。

1回目のお薬は還元剤を有効成分とし、2回目のお薬は酸化剤を含有することで、髪の毛を構成するケラチン(繊維状のタンパク質)に作用します。

1回目のお薬で、髪の毛に適度のアルカリ剤と還元剤を作用させてケラチン内部のシスチン結合を切断し、髪の毛をウェーブ状に形づくります。

 

2回目のお薬で結合を切断した後に、ウェーブを固定し再結合させることで髪にパーマがかかります。

一般的にこの工程でパーマがかかるのですが、塩(イオン)結合や水素結合を用いる場合もあります。

 

髪の毛のダメージは、1回目の還元剤とアルカリの強さで左右されます。髪の毛に必要以上の強さのものを使ったり、結合が切断されているのに時間を長く放置しすぎて必要以上に切断されたりすると、髪の内部の成分がなくなり、パサパサやギシギシ、パーマがかかりにくい原因に繋がります。

 

パーマの種類

パーマの種類やメニューの名前は各お店で異なってきますが、パーマの工種は5種類に分類されます。

・コールドパーマ

・コールド系ウェットパーマ

・コールド系ドライパーマ

・ホット系ウェットパーマ

・ホット系ドライパーマ

 

1コールドパーマ(一般的なパーマ)は髪に熱を加えずに、髪に形をつけていく方法になります。

①、ロッドを髪に巻き1回目のお薬をつけ、ウェーブの形をつける。

②、1回目のお薬を流してから2回目のお薬を髪につけ、ウェーブの形を固定させる。

特徴:濡れた状態のほうがウェーブが出やすい。乾かすとウェーブが弱くなる。

 

コールド系ウェットパーマ(クリープパーマ・水パーマ)はコールドパーマと工程は近いのですが、水分調整をしながらゆっくりお薬を浸透させていく方法になります。

①、ロッドを髪に巻き1回目のお薬をつけ、ウェーブの形をつける。

②、1回目のお薬を流してから水分調整を行い、お薬をゆっくり浸透させ、ウェーブの形を固定させる。

③、2回目のお薬を髪につけ、ウェーブの形を固定させる。

特徴:コールドパーマより、ハリや柔らかさを調整させやすい。

 

コールド系ドライパーマ(エアウェーブ)は仕上がりの質感は、くせ毛風な感じや、ナチュラルなイメージになります。

①、専用のロッドを巻き1回目のお薬をつけ、マシンとコードを繋ぎ風で乾燥させていきます。

②、乾かし終わると、2回目のお薬をつけてウェーブを固定させます。

特徴:乾かすとウェーブがふわっと出てゆるふわなスタイルになり、濡れた状態ではウェーブは弱くなります。

 

4ホット系ウェットパーマ(デジキュア)はゆるいカジュアルパーマになり、デジタルパーマに比べて柔らかみが出て、大きめのパーマになります。

①、専用のロッドを巻き1回目のお薬をつけ、マシンとコードを繋ぎ加温させていきます。

②、乾かし終わる前に、2回目のお薬をつけてウェーブを固定させます。

特徴:乾かすとウェーブは緩くなり、濡れた状態ではウェーブは出やすくなります。

 

ホット系ドライパーマ(デジタルパーマ)は髪に熱を与え、髪を乾かすことで形をつけていく方法になります。

①、1回目のお薬をつけて、一度流します。

②、専用のロッドを巻き、マシンとコードを繋ぎ加温し乾燥させていきます。

③、乾かし終わると、2回目のお薬をつけてウェーブを固定させます。

特徴:乾かすとウェーブが強く出て、濡れた状態ではウェーブは弱くなります。

 

パーマをかける上で一番大事なこと

最も大事なことは、担当美容師さんの技術はもちろん、髪の履歴(今までの美容室での施術内容)の共有と、髪の毛の状態確認(無理してかけるとバサバサの原因に)、自宅でのスタイリングの方法です。どの種類のパーマでも美容師さんの得意のパーマがあるので相談しながら決めることをオススメです。

 

まとめ

パーマが扱いづらいなと感じた時は、もしかするとお薬の強すぎ加温のしすぎなどによるダメージが原因かもしれません。美容室によっては技術保証を受け付けているサロンもありますので、「扱いづらいな…」と日々過ごすよりも、担当美容師さんに相談することが大事です。